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論文

放射線によるハイドロゲル合成と創傷被覆材への応用

吉井 文男

機能材料, 20(6), p.36 - 41, 2000/06

ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリビニルアルコール(PVA)及びポリビニルピロリドン(PVP)ハイドロゲルは、水溶液の放射線照射の橋かけにより合成するのが一般的であった。しかし、PEOのように分子運動性が活発な溶融相(60$$^{circ}C$$以上)の照射では、橋かけが起きやすくなり、高純度のハイドロゲルが得られる。ハイドロゲルは水を多量に含有するため、耐熱性やゲル強度の低いものがほとんどである。PVAのようにアセタール化により照射の前に分子鎖を軽く固定し、照射を行うと橋かけが効率的に起き、強靱なハイドロゲルが得られる。PVP/カラギーナンブレンドでは、放射線分解したカラギーナン分子がPVP鎖にグラフトしゲル強度の高いハイドロゲルが得られる。このように複合的な照射により優れた機能をもったハイドロゲルが合成できる。

論文

放射線橋かけのハイドロゲルへの応用

幕内 恵三

ポリマーダイジェスト, 51(6), p.73 - 90, 1999/06

水とポリマーを主な成分とするハイドロゲルを、放射線橋かけで合成する技術とその応用を解説した。本技術が有効に適用されるポリマーは、天然ポリマー及び重合橋かけができないビニルポリマー、例えば開環重合によるポリエチレノキシド(PEO)やカチオン重合によるポリビニルメチルエーテル(PVME)、ポリマーの化学反応でつくられるポリ酢酸ビニル(PVA)などである。放射線橋かけ法は、非常にクリーンなハイドロゲルの合成に適している。ハイドロゲル生成は、分子量、濃度、pHの影響を受ける。各種ポリマー水溶液からのハイドロゲルは、強度が低く、脆弱である。その改善法としてアセタール法やカラギーナン添加法が高崎研で開発された。放射線法ハイドロゲルのウェット療法のための創傷被覆材への応用が進んでいる。

論文

Free-volume distribution and positronium formation in amorphous polymers; Temperature and positron-irradiation-time dependence

C.L.Wang*; 平出 哲也; Maurer, F. H. J.*; Eldrup, M.*; N.J.Pedersen*

Journal of Chemical Physics, 108(11), p.4654 - 4661, 1998/03

 被引用回数:153 パーセンタイル:97.11(Chemistry, Physical)

陽電子寿命測定法により2つのアモルファス高分子中の自由体積サイズの分布とオルソ-ポジトロニウム形成について研究を行った。ポリビニアアセテイト(PVAc)とポリメチルメタアクリレート(PMMA)を84Kからガラス転移温度以上まで測定し、84,149,224,249Kで200時間までの測定を行った。その結果、陽電子寿命測定から得られる自由体積分布は陽電子の照射時間に依存していないことがわかった。またオルソ-ポジトロニウム形成における温度及び陽電子照射の効果をスパーモデルにより議論した。

論文

着色PVAフィルム線量計の150-300keV電子線線量測定への応用

W.H.Chung*; 小嶋 拓治; 岡本 次郎*

Radioisotopes, 43(5), p.278 - 282, 1994/05

メチレンブルー(MB)及びメチルオレンジ(MO)で着色した厚さ約20$$mu$$mのポリビニルアルコール(PVA)フィルムについて、低エネルギー電子線(150-300keV)に対する線量応答を調べるとともに、これらを用いた深度線量分布測定を行った。線量応答には、MB/PVA及びMO/PVA、それぞれ、波長662nm及び434nmにおけるピークの吸光度変化(減少)を用いた。線量応答曲線において、MB/PVAは約30Gyまで、MO/PVAは約300kGy以上まで良い直線性を示した。深度線量分布測定では、EDMULTコードによる計算結果との比較を行い、いずれのフィルムも比較的よく一致することを明らかにした。

論文

Volume change by solvent and temperature of poly(vinyl alcohol) crosslinked by electron irradiation

吉井 文男; A.Sudradjat*; D.Darwis*; M.T.Razzak*; 幕内 恵三

Angewandte Makromolekulare Chemie, 208(3538), p.39 - 46, 1993/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:15.1(Polymer Science)

従来のポリビニルアルコール(PVA)ハイドロゲルは、熱に対して極めて弱く、60$$^{circ}$$Cでゲルが溶解した。しかし、熱処理して照射したPVAハイドロゲルは煮沸およびオートクレーブ滅菌をしても溶解することなく弾力性のあるゲルであることを見出した。今回はこのようなゲルの温度および溶媒による容積変化と機械的性質を調べた。一度煮沸したゲルは強度が低下するが、アセトンに浸漬すると、すみやかに脱水し、強度は煮沸前の2倍の値になる。これを室温の水で膨潤させると煮沸時よりも高い強度を示す。この煮沸-アセトン-室温膨潤を何回繰返しても各ステージでは常に同じ値を示した。煮沸した試料は、温度の降下とともに膨潤率が増加し、冷却後温度を上げると膨潤率は減少した。これも温度の上昇と降下で膨潤と膨潤の減少を繰返した。以上の結果、耐熱性ゲルが調製できたことから、PVAにも熱応答性ゲルとしての性質があることが分った。

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